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ミミログ

ミミヨリなジョウホウをアナタに。

【漫画】「木曜日のフルット」:ネコ型フルットの日常はS・F(スコシ・フシギ)?

先日、「木曜日のフルット」の最新6巻が発売されました。

それ町」「外天楼」など、「話しづくりの名手」とされる石黒正数さんの腕が存分に振る舞われた巻末見開き1ページ漫画に、思わず感服。

ということで、今日は「木曜日のフルット」について紹介します。

 

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紙袋に印字された「パチ王」

 

 

 

 

1.どんな漫画?:S・F(スコシ・フシギ)な日常系見開き1ページ漫画

ジャンル:日常系

作者:石黒正数

連載:週刊少年チャンピオン、2009年6号~

あらすじ:

半ノラネコ・フルットと、その半飼い主・鯨井早菜。その1匹と1人を中心としつつ、ノラネコ社会と人間社会とを、そしてときにはその両者をリンクさせ描かれる見開き1ページ漫画。1話が短いながらも、着実に進んでいく人間(ネコ)模様が楽しい。

 

2.感想:ネコをかぶるorかぶらない?ギャップを組み合わせた多彩な物語!

見開き1ページの漫画でできることって、そう多くないと思うんです。

いや、思っていました。「木曜日のフルット」を読むまでは。

 

たとえば、この話。

前ページ(1ページ目)で、早菜と知り合いの漫画家とが、ハードボイルドを学ぶため、ハードボイルドであろうノラネコを観察することにします。

 

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 「まぁハードボイルド」って言われたい

 

上手いですよね。

 

「ふふっ」と笑いがもれてしまう話も。

思わず「上手い!」と膝を叩くような話も。

「ほろり」とすこししんみりする話も。

 

全部あります。

そして、その多彩な話をつくることができる要因は、キャラクターにあると思います。

ギャップの使い方が上手いんですよね。

 

主人公の1匹・フルットは、半ノラネコ。

普段はおとぼけというか、ダメネコなのですが、ときおり(それこそ上の話のように)鋭いところをみせます

 

また、主人公の1人・早菜は、半ニート

こちらも普段はダメ人間ではありますが、実は機転が利く。ズル賢いともいえます。しかし、決して悪人ではなく、どこか憎めない

 

このメインキャラクターが持つ両方の面を組み合わせることで、幅広い話が生み出せているのです。(たとえば上の話は、鋭いフルット×ダメな早菜)

 

3.こんな漫画が好きなひとにオススメ!

ドラえもん

木曜日のフルット」に限らず、石黒正数さんの作品は、「ドラえもん」や「藤子不二雄」に通じるものが多くあります。

上でも述べた「ギャップの使い方(グータラなのび太は射撃が得意、映画だと優しくなるジャイアン)」だけでなく、「様式美(ジャイアンたちにいじめられたのび太ドラえもんに助けを求める構成)」や「S・F/スコシ・フシギ(怪しげな道具をフルットに売りつける商人)」などなど……。きっと楽しめるのではないでしょうか。

 

 

 

 

以上、「木曜日のフルット」の紹介でした。

読むきっかけとなれば幸いです。

 

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